【日程】2017/05/12-15
【メンバー】L築地 佐藤(孝)小暮
【レポート】
5月12日(日)晴
今年は九州の山を楽しむ予定でしたが霧島、阿蘇、桜島と火山情報が上がったため、九州を諦め、四国の石鎚山・剣山を登ることにした。
二ノ鎖小屋付近からの石鎚山(東稜・南尖峰・天狗岳・弥山)
石鎚は東稜から天狗岳を登り山頂小屋泊、時間が許せば鎖も触ってどっぷりと石鎚山に浸かりたいと計画をたてました。
「石鎚山東稜」ですがガイドブックによると東稜基部から稜線伝いに登ると南尖鋒に出る。急登かつ岩混じりのコースだが、ある程度経験を積んだ人ならさして問題ない。ハクサンシャクナゲやオオヤマレンゲなど、一般コースにない花が見られる。興味あるアドバイスに 初級+のルートと判断、ロープを携行して挑戦した。土小屋コースのベンチ 3が東稜基部とのこと 少し迷ったものの踏跡を辿り東稜に入る 灌木・岩の間についた踏跡を藪漕ぎを繰り返すと今度は肩までの熊笹をかきわけて強引に進むようになるが人が入っているので踏まれた明瞭なコースだがやはり稜線、一歩間違うと怖い、細い岩尾根をトラバースした地点で・・・(一本・偵察)・・・ 相当に高度を稼いだ南尖峰が近づいた・・・ 岩を巻いてここからルンゼの中にルートを求めて行くがこのルンゼを抜けると岩壁・弱点をうまくついているが眼下の笹の原は滑り台・ここまで来ると逃げ場は厳しい!! 弱点を追いながらロープを使う、目線を変えるとまた違ったルートが見える・・・面白いものです・・・10m程の壁を超えると 南尖峰に抜けたようだ 目と鼻の先に南尖峰からの天狗岳(ピーク) 弥山に向けてあとはナイフエッジの尾根を慎重に行動するのみ・・・頂上山荘 所要時間3時間と読んだが4時間程 年齢を合計すると古希を超える三人にはなかなかのルートでした。 参考:ルート上に通行禁止の標識が目に入ったがwebで東稜コースを検索すると ガイド山行あり 65歳未満の健康な男女 ガイド料 10,800円とか 山頂小屋(私達を含めて宿泊者6名)では17:30からの石鎚神社の夕刻の拝礼行事に参加させてもらい感激 瀬戸内海に沈む大きな夕陽に感激し 朝日に染まる石鎚の岸壁にまた感激・・・どっぷりと浸かりました。 お花はアケボノツツジが満開 石鎚桜は蕾 他にも幾つか咲いていましたが名称不明、お花の季節はもう少し前か先のようでした。 5月13日(月)晴のち雨 今日は剣山 移動に時間がかかるのではや立ちをする、昨日からのインパクトが強すぎて、鎖は眺めるだけで迂回路を土小屋に向けて下山した。 レンタカーのナビがイマイチ信頼出来ず石鎚スカイラインと国道(酷道)439号線で松山道に乗り、徳島道から国道( 酷道)438号線で剣山見ノ越駐車場に向かう、着いた頃から小雨が大粒の雹になりまた雨になる リフト券を持って行くと宿泊料金が安くなるとの誘惑に往復券を購入しリフトの人になる・・・寒い・・・リフト終点の西島駅から尾根を40分程で頂上ヒュッテ(私達を含めて宿泊者5名)ビール1本分割引がありました。浸かるだけでしたが気持ちの良いお風呂に入り美味しい食事とお酒で寝ていました。 5月14日(火)雨のち晴 ホワイトアウトだが剣山山頂を踏んでジロウキュウ往復 小雨に風強くストックを持つ手が冷たいが時々ガスが消えて 優美な山容が現れたり消えてゆく 熊笹の中にどこまでも続く登山道 どこかで見た景色・・・谷川のナルミズ沢の天国に続く道か・・・いや巻機山か・・・平標から土樽の下りか・・・そんなことを考えながらリフトに乗ると剣山見ノ越駐車場 温泉が待っている!!! *あっという間に四国の山登りが終わりました。楽しかったと言うより計画どおりに行動し何事もなく終えた満足感がまだ残っています。仲間に感謝です。
木暮の記録
後方(南尖峰)
5/12(日) 8:50ガンガンに晴れてる松山空港へ到着し四国の山開始だ。 石鎚山:西日本最高峰 ルートは東稜バリを行った。 さすが日曜日、大きな駐車場は観光客や日帰りハイカーが大勢行き交う。 見上げる山容は、ピラミダルで恰好良く空に突き出て見え新緑の若葉が美しい。 Lの慎重なルーフアイで、10:50東稜取りつき(私達Pだけ)、ひたすら笹で覆われた踏み跡を登る。灌木は生えてなく、徐々に笹丈が短くなり、笹の根っこを掴みながらやっとのこと急峻なルンゼを詰め踏み跡を進むと、南尖峰~天狗岳へのトラバース(岩陵)が出てきた。山頂直下のクライミングはLのロープ確保のお陰で久々スリリングを楽しんだ?。16:30山頂着。山小屋常連写真家のF氏の出迎えは少々好奇心とチラリ注意めいた言葉が入っていたが、Lとの会話後に空気が和んだ(気がする)。18時、単独客3人を含めた6人で、拝礼を受け厳かな気分のまま瀬戸内の日没を鑑賞。。感動!。 5/13(月)5:30下山開始。流石に、昨日はクライミングお腹いっぱい状態で、神社・頂上山荘のある弥山へ直接登りきる鎖場ルートに関心なし。今日は余裕で、二の鎖で一枚、アケボノツツジで一枚と写真を撮り、ゆっくり下山しながら景色を堪能した。上は未だ開花していないが、下山道中腹からは、尖ってない花びらの可憐なアケボノツツジが特に綺麗だった。順調に徳島県剣山へ向かう。お天気模様いまいちとなり、駐車場へ着いた頃は、真っ暗になり雷雨と雹が降ってきて一気に気温が下がった。様子を見たが、時間も15時と差し迫ってきているが、降雨状況変わらずで、リフト往復を購入し行動再開した。 とにかく寒かった!リフト着後手の感覚なしで、山荘は見えてるが、足が思うように上がらない。僅か40分の行程が厳しかった。。山荘は個室でゆったり、風呂に入り身体が温まった・・夕食はあまごの素揚げ(イワナの仲間らしい)がアツアツで出てきて、これが美味!!これ以外にも多々ありで山小屋の食事とは思えず良かった。 5/14(火)ガス、霧雨の中をゆっくり次郎笈まで足を運ぶ。谷川~平標へのルートを彷彿とさせる。時々ガスが晴れて今来たルートを映し出しこれまた美しい。下山途中見えた可憐な白い花々は名前不明、でも背丈の小さなネコノメソウはわかったよ。そして、今回の観光スポット「かずら橋」へ。。はっきり言って、展望温泉良かったです。 5/15(水)温泉堪能し、金毘羅さんへ・・・つまり香川県です。 象頭山が金比羅山奥宮・・・これも観光だが、私的には登山。だって、1時間かかるんですよ。何と外人の(アジア系)の多い事か・・最初から決めていたダブルストックで順調に詰めました!(対外の観光客は来ない)。やったぜ、讃岐うどん、ぶっかけ+天ぷら・・ボリューム半端ない!。 とにかく、国道(酷道)をひたすら安全運転し、なお且つ今回の山行を実施して頂いた 築地リーダーに感謝、そして山行の仲間に深謝です。
佐藤の記録
【日程】
5/12(日)羽田空港07:25→松山空港着08:50→レンタカー09:20→石鎚スカイライン→土小屋駐車場12:29→石鎚山登山口12:40→ベンチ3より東陵ルート13:58→南先鋒→天狗岳16:09 1982m→石鎚神社頂上社17:13頂上山荘(泊)
5/13(月)頂上山荘05:26→二の鎖05:33→ベンチ206:56→下山口07:41→土小屋駐車場→松山自動車道→美馬IC→剣山観光登山リフト駐車場(見ノ越 雹によけられる建物下14:15)→リフト西島駅15:21→尾根コース→剣山頂上ヒュッテ15:54(泊)
5/14(火)剣山頂上ヒュッテ08:25→剣山頂上08:35 1955m→次郎笈(ぎゅう)09:27→丸石・三嶺→二度見展望所10:26→リフト西島駅11:00→剣山観光登山リフト駐車場(見ノ越 雹によけられる建物下)昼食リフトそば食堂うどん→ホテルかずら橋14:00
5/15(水)ホテルかずら橋09:30→かずら橋見学→金刀比羅宮→高松空港→羽田空港→帰宅 5月12日(日)
【報告】
6時50分羽田空港国内線2F南ウイング出発ロービー時計前集合。京急国内線線ターミナル駅下車して時計前には、すでに築地さんがベンチに座っていた。10分後に小暮さん登場、皆さんはバスで空港にダイレクトに。離陸後1時間強で松山空港に到着する。荷を受け取って空港内の予約レンタカーカウンターへ、送迎車でレンタカー屋さんに行く。手続き終了後にナビに石鎚山登山口の石鎚土小屋を入力、出発。築地さんんがこれからの運転大変。天候は快晴、空気さわやかで温かい。登山口までは3時間の予定。築地さんにはゆっくり走ってもらうが休憩しないとナビが休憩を促す。
登山口の駐車場は日曜日のせいか駐車場は満杯で、登山口の遠い処に空いてるだけ。こちらで登山準備をして入山開始。木々の緑とたまにピンクの花が視界に入り緩やかの登りが続きベンチ2で休憩。ここの回りにも花の咲いた木々が近くにある。バンチ3に到着、ここから天狗岳に至る東陵に入る予定。ルートがわかりにくく築地さんが偵察して入り口がわかる。
休憩後東陵に入るが、比較的道は解りやすい。しばらく藪漕ぎが続き若干の岩場を切り抜け途中でクラック様の岩場が出てきたので簡易ハーネスを着けて乗り越え岩場の上に出た。
天候が良くてよかったが、1982mの天狗岩ピークには4時頃に出た。やっと緊張感が解けて両手が空いてパシャリと写真、ピークに出てちょっぴり恐ろしさを感じたが、皆さんは楽しんでいるようだ。
反対側は絶壁だ。岩場の先には頂上山荘が見えている。山荘の関係者が先の岩場からこちらを見ているようだ。5時過ぎに石鎚山頂上山荘に到着、眼前には今来た東陵や山並ときれいな緑の山肌が見えて美しい。小屋に入ってビールで乾杯、本日の登行は終了。あとは日没を拝んで、終了と思いきや神社の拝礼にお付き合いをと言われ参加しました。
5月13日(月)本日の予定は下山後、剣山向かいリフト使用で剣山頂上ヒュッテに行く予定。朝5時起床ですぐに頂上山荘から下山開始する。天候は晴れ寒さなし、ルートは二の鎖経由で行くが、実際は鎖場は通らない。鎖場の鎖は、鋼鉄の重そうな鎖がついていて一番下には大きな鋼鉄の輪が垂れさがっていた。整備された下山道をひたすら下るだけ東陵入口のベンチ3、ベンチ2、ベンチ1と降り途中で、ガイド山行や数Pとすれ違った。下山口には8時前には到着して少し休憩後、車に。これから剣山観光登山リフトの駐車場に向かう。ここより4時間ぐらいで到着予定。ここからは高速を使用するため土小屋駐車に来る時の狭い道幅の通行を考えれば築地さんは少し楽かも? 松山道経由で美馬ICを降りて2時過ぎに剣山観光登山リフト駐車場に到着。空模様がおかしくなって来たので、屋根ありの駐車場に停車して準備を開始したら雨がぽつぽつ、そのうち雹が降り出してきた。皆さん完全装備して、リフトに乗ることにする。リフトに乗っても雨は止まず風は気にならない。リフトは15分余りで3時30分ごろ西島駅に到着して、 すぐに尾根道コースに入り登山開始。小雨の中、ガスって周りが見えないが風がなく、ゆっくりと登る。せいぜい1時間もあれが剣山頂上ヒュッテの到着予定。ヒュッテには登山者は他に2人だけで悠々と1部屋あてがわれてたし、風呂で温まることもできた。そういえば、小屋夕食はおいしかった。特にアマゴのフライが美味だった。
5月14日(火)5時半起床で7時に朝食を済ませ、8時半に頂上に向かう。頂上は観光化して木道がきれいに整備されていてトイレは大きな建物で、きれいに完備されていた。 天候は小雨、ガスで視界悪し、頂上より次郎笈に向かい丸石方面に降りて、途中を二度見展望所経由でリフト西島駅に降りる予定。きつい下りもきつい登りもなく尾根道を歩く。視界は相変わらず悪し。雲の流れが切れたときに今来た路を振り返ると稜線の路がくっきりと視界に入る。いいね。9時過ぎても視界悪し次郎笈に9時30分に到着する。すぐに丸石方面に下山開始して二度見展望所へとトラバス道を行く。途中に小さな花がちらほらと咲いているが、名前がわからないので写真に収めた。10時30分頃に二度見展望所を通過、ガスの中を朽ちた木が林立している。中国の風景画のような印象だ。 11時リフト西島駅到着。下に降りて装備を解き、近くの食堂で昼食。 今日は、ずーと小雨で視界悪しの日でした。 これから、1時間30分弱でホテルかずさ橋へ向かう事に、向かう途中から天候は回復してきて着くころには晴れてきた。あとはホテルで風呂につかりビールで乾杯。食事もホテル食で再びビールで乾杯。
5月15日(水)本日は、高松空港発17:40で羽田へそして、帰京のみの山行はなし。空いてる時間を有名なかずら橋の観光見学、築地さんと木暮さんは橋渡り有料体験に挑戦、私は並行して渡してある橋より撮影担当、感想は下が見えて怖い、山の方がもっと怖いかも? その後は、金刀比羅宮へお参りとさらに上の奥社まで歩いて完了とした。 香川県名物うどんをを食して今回の山行は終了。あとは高松空港で無時の山行終了をビールで乾杯。 車での総走行距離 480km、築地さん運転、ご苦労様でした。小暮さん築地さんの運転疲労の癒し有難うございました。楽しくて緊張のある山行でした。 再度、違う山域に行きましょう。
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