【日程】2019/08/27-30
【メンバー】山科敏夫
【レポート】
旅行会社のツアーに参加して羅臼岳,斜里岳と雌阿寒岳に登ってきました。ゴールド・ペーパードライバーの私にとっては、専用バスで移動しながら3泊4日で3つの山を歩けるツアー利用が現実的、効率的だと思いました。
天候は霧雨・小雨・ガスなど良くなくて、山頂からの眺望は3日間とも皆無でしたが、それぞれの山の良さを感じながら歩くことができました。羅臼岳の途中では振り返るとオホーツク海などの眺めが良い所もあったのですが、頂上からは視界無し。国後なども見えればどんなに良かったことか。風が強く、写真を撮って早々に下山にかかりました。標高差1400mの山のスケール感はなかなかでした。斜里岳は遠望すると山裾を長く引き、谷のシルエットの襞が美しく、登ったらどんな所かと思わせる魅力がありました。渓流沿いの道は、度々の渡渉が楽しく、滝の眺めも良くて、沢にご無沙汰の自分には新鮮でした。下り時分には沢水が少々増えて、片方の靴内が濡れましたが爽快でした。雌阿寒岳は活火山のため、登山道の脇に測定機器やケーブルが設置されています。途中、オンネトー(湖)が見えたものの、山頂付近から青沼、赤沼といった火口原の沼を見ることはできませんでした。
今回ツアーで良かった点として、毎日下山後は専用バスで次の宿に移動するので、楽で効率的でした。温泉宿では身体の保養、濡れた衣類の乾燥などができて快適でした。老人の感想ですね。岩尾別温泉のホテル「地の涯」は、羅臼岳登山口にあります。高低2,3段造りの露天風呂があり、上段は熱く、下段は普通の湯温でした。男女とも湯あみ着を付けて入ります。穏やかな良い泉質でした。野中温泉はカランやシャンプーなどない秘湯の温泉でした。木造りの室内湯は熱くて敬遠し、もっぱら露天風呂に入りました。最終日の朝にさっと湯に入ったところ、脚の筋肉痛がおさまりました。最後の雌阿寒岳から降りて阿寒湖温泉で、熱めの温泉銭湯につかり、さっぱりしました。
黒稜で旅行会社の登山ツアーを利用する方は殆どいないでしょう。今回ツアー(毎日新聞旅行)の参加は十七、八名で女性が半数を一寸上回る、年齢的には60代が中心で、50代と70代もいるか、という感じでした。それに対して、東京からの添乗員2名と現地ガイド1名を配置していました。客はリピーターが多いようです。そのため旅行社は参加回数金額に応じた金券やスタンプを活用していました。世代的にもう数年するうちに参加者がぐっと減るかも知れませんが。
記録/山科
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