美瑛・トムラウシ縦走

【日程】2017/07/06-08

【メンバー】玉木、日高、直本

【レポート】

北海道縦走行ってきました。直本さんの入会時から、夏には北海道!という話が出ていて、まあ今回は私の独断の計画です。過去に、大雪-トムラウシ縦走・十勝-美瑛縦走を歩いたことがあり、この間を繋げたかった。それらに比べて格段に人が入ってないのは想像できる。なので、もう一人欲しい。ゆかぽんが快諾。4月には格安航空券も購入済み。 

7/6 あわや飛行機に乗り遅れるアクシデント。ガス缶買って、特急に飛び乗る。しかし、北海道なのに暑い。最後の乗り換えでいかめし、ビールを食し英気を得ていざ出発。 計6時間と踏んでいたが、甘いらしい。林道で1時間、山道で1時間短縮できた。頑張った分、クソ暑い。途中の標識が、良いペースだと教えてくれ頑張れた。今回は晴れ続き予報。お酒も2L担いだので宴会が楽しみ。17時過ぎ、目的地の美瑛避難小屋に到着。すでに10数人入っていて満杯。ま、テント張りましょ。んが、ビールがぬるい。で、チーズフォンデュやらのおつまみに焼酎・日本酒をいただく。至福の時。今朝は早起きだったし、明日の行程は長い、20時には就寝。 

7/7 3:30起床。なんとビールが冷えてる、飲んじゃえ!5時、長旅へ出発。当初は美瑛岳ピストン予定だった。が、三川台は今は指定地ではないと判明。さらに先の南沼キャンプ場を目指すべく、美瑛は省略。今朝も快晴!テンションあがるぅ。目指すオプタテシケは聳え立ち、手強そうだ。振り返っては、あれが美瑛・奥に十勝と見飽きない。足元にはチングルマ・ハクサンイチゲ・エゾツガザクラ等々。7:22 オプタテシケ山到着。未踏だからヒトシオ。この辺りは雪渓も豊富で、歩きにも厄介だった。でも雪解け水はうんまい。要煮沸なんて気にしない。遠く、目的地のトムラウシ山が浮かんでる。遠い、とおい、トオイ。

双子池を過ぎると、笹薮地獄と化した。足にも絡みつく笹薮。道と判読できるだけましか。でも、こんだけ背が高いと熊が怖い。ピーピー笛を鳴らしながら、一度ロケット花火を鳴らして先を行く。10時半くらいから、すれ違いパーティ何人かと出会う。案外入っていて安心。そろそろ11時、ってことは6時間歩いた。で、あと6時間行程。萎えるなあ。笹から解放されたとこ・雪渓で水がとれるとこで休憩し体力温存。でも、私の心は三川台で幕営に決めてた。本来の目的、お外宴会する時間がなくなっちゃう。それを糧に暑さ・急登に耐える。時折吹く風が最高に気持ち良い。手前の水場は明瞭で美味しい。雪渓も拾い、ビールを冷やす。15時、稜線に乗ると明らかなテント跡地。まあ、道の真ん中だけど迷惑かける相手もいないでしょう。何よりトムラウシが綺麗に見える。念願のお外宴会突入。なのに、クミちゃんはお昼寝。入れ替わりにゆかぽんもお昼寝。快晴微風、絶景を目の前に寝てらんないよ。代わりに勢いよく煽った。で、出来上がった。テントに入りたがらない、満腹の二人をよそに夕飯を食べたがる、終いには22時まで延長したそうな。 

7/8 寝坊して4:30起床。体を起こした途端、気持ち悪い。テントから顔だけだして、吐いた。絶不調だ。水も飲めない、受けつけない。そんでも5:40クミちゃん未踏のトムラウシを目指す。う~地面が揺れてる、こんな二日酔いひさしぶりだ。かなり調子こいて?んだんだな。朝は寒いくらいで汗もかかない。キャンプ場に着くころ、水が美味しく感じられた。空身でトムラウシ山頂GET。

8時。達成感も手伝って、気持ちが晴れてくる。飴が旨い。360度のパノラマを満喫し下山開始。今日は土曜日。後からあとから上がってくる。前トム平への登り返しで大汗かいて、やっとお酒が抜けた。こまどり沢辺りの雪渓でちょっと迷ったけど、概ね明瞭な登山コース。樹林帯に入り、木道が出てくると景色はうっそうとして飽きてくる。そこらで足をくじいた。最後の林道1時間がとてともなく長く感じしんどかった。14時、お宿の東大雪荘に辿り着いた。今日も8.5時間行動だもの、疲れました。ますは、お部屋でビール乾杯!続いて大きい露天へ、ビール片手に。今朝の二日酔いの反省全くなし。その後も日本酒のんで、二度風呂入って。朝は寝起きにサワーのんでから朝風呂入り。観光はサホロのベアマウンテン。生のヒグマを見るツアー。なかなか面白かった。人慣れしてる感満載だったけど、こんな間近で顔や爪を見れて良い経験です。空港に着いたら、お寿司で打ち上げ。ゆかぽん・クミちゃんお疲れ様&ありがとうございました。 

 記録:玉木 

黒稜山岳会

~ 遥かなる山の頂を目指して ~ 縦走、岩、沢、、雪稜、オールラウンドに活動。 当会では、新入会員を随時募集しています。 ご興味のある方は「お問い合わせ」からお気軽にご連絡ください。